ヴィンテージ・米国輸出用日本製・モートンソルト・モートンソルトガール1914年デザイン・陶器製マグ

状態　エクセレント－

モートンソルトガールは年代により、デザインが異なりますが（1914、1921, 1933, 1941, 1956, 1968, 2014）、同社自体は1848年に設立されました。ソルトガールが登場したのは1914年、現在も会社のスローガンである、「When it rains, it pours」もソルトガールと一緒に広告等に使用されるようになりました。

When it rains, it poursは、日本語でいうと、泣きっ面に蜂にも近いのですが、ニュアンス的には「来るときはどかっと来る」という感じです。なぜ一見お塩とは関係のないようなスローガンが採用されたのかというと、昔は、雨になり湿気が多くなると、お塩が固まって、シェイカーから出てきにくくなる、という問題点があったためです。モートン社がこの問題を解決すべく、湿気をとるのにお塩の中に炭酸マグネシウムを入れた3年後に、このスローガンとソルトガールを一緒に宣伝として使用、「モートン社の塩は雨の日でも、がんがん出るよ！」というイメージを消費者に与えたかった、というわけです。ちなみに同社の目論見は成功し、ソルトガールは「アメリカで10本の指に入る認知度の高いシンボル」のひとつになりました。

全体的にしっかりと光沢があり、ひび、かけ、われ、チップ、ざらつきもなく、マグ内側にも特筆すべき劣化は見られません。

マグ外側には主にテーブルとの接触部分周りにマイナーな着色が見られたり、プリント上に水滴のような痕が光の加減で見られたりしますが、さほど気にならない程度だと思います。また、接触による目立たないスクラッチやこすれ痕、またそれに伴う微量のプリントロスなども発見できます。

他マイナーな着色、スクラッチ、こすれ痕、プリントロスなどが見られるかもしれませんが、特筆すべき劣化があれば、お写真でもご確認頂けます。

米国輸出用日本製、いわゆる里帰り品になりますので、年代的には1960年代後半から1970年代のものと思われます。

サイズ　お写真でご覧頂けます。