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ディプレッショングラス・フェデラルグラス・ホステスグリーン・1930年代・カップ&ソーサー

状態 ベリーグッド+

ディプレッショングラスの黄色やグリーンは、ウランガラスですので、暗いところでブラックライトをあてると、お写真でご覧頂けるとおり、蛍光色のようにふわっと光ります。近年に作られたディプレッション風のリプロダクションのガラス製品はこのように光りません。

在庫Aには全体的にしっかりと艶があり、ひび、かけ、われ、チップ、ざらつきもありません。光にかざして見えるスクラッチやこすれ、また製造工程上の小さな凸が見られたりしますが、実際の使用時にはさほどはげしく目立つものではなく、特に使用に支障のある劣化はありません。

在庫Bはお写真でご覧頂けるように、カップに1.5ミリ程度の小さなチップがひとつ見られますが、飲み口にはないので、さほど気にならないかと思います。

サイズ お写真でご覧頂けます。

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ディプレッショングラスとは?

そもそも「ディプレッション」は日本語に訳すると「恐慌」ですが、みなさんは1929年に襲った「世界恐慌」についてご存じでしょうか。1920年代、アメリカは戦争需要や自動車工業の発展などにより、非常に良い景気をエンジョイしていましたが、1929年、とうとうこのバブルがはじけます。そして「ディプレッション=恐慌」時代に突入します。

ディプレッショングラスはこの恐慌時代(1929年から1940年前半)に製造されたもので、ファイヤーキング同様、スーパーで販売されていた庶民のガラス食器でした。主な製造会社はフェデラルグラス、マクベスエバンス、ホッキンググラスなどで、当時、経済的に苦しめられていた庶民がこの安価な食器を愛用することになります。

さらに経済がひっ迫する中、食品メーカーなどを中心に、この安価な食器をおまけとして購買者にプレゼントする、という傾向が強まりました。オートミールに無料でついてきたボウル、洗剤を2点購入するとプレゼントされるタンブラー、はたまたガソリンを入れるともらえるシールを12枚集めたらもらえたプレートなど、それはそれは色々な商品のおまけだったのです。ファイヤーキングのスキレットなども同様で、サイトにも掲載されていますが、小麦粉を購入したら無料でもらえるアイテムでしたし、同じくファイヤーキングのプレミアムシリーズのカップ&ソーサーは洗剤を購入したらついてくるギフトでした。

それが現代になり、このディプレッショングラスがコレクタブルとなるのです。当時ラフに使用されていた食器ですので、完品や、状態の良いものが非常に少なく、希少価値が高い、つまりコレクタブルとしての価値も高いわけです。アメリカをはじめとして熱烈なコレクターがおり、ファイヤーキングよりも平均的に高額なお値段で取引されています。暫く時間を待てば、100年の時を経て、アンティークになるディプレッショングラス、ぜひひとつ、ご自宅にお招き下さい♪

型番:DP120317
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