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ディプレッショングラス Maryland Glass Company バスケット カップ & ソーサー I

<商品背景>
メリーランドグラスカンパニーは、文字通りメリーランド州のガラス製造会社で、まさにディプレッショングラス製造が盛んな頃に創業され、ディプレッショングラスが終焉を迎える頃にその歴史を閉じました。

日本でもよく名前が知られている会社で言えば、ヘーゼルアトラスやホッキンググラスカンパニー、フェデラルグラスなどのメジャーなディプレッショングラスカンパニーとは異なり、ガラスの製造よりも、ガラスの装飾(主にエッチングやペイント)に力を入れていました。よって他社の依頼を受け、他社用のデコレーションも行っていたそうです。

製造数が極端に少ないガラスメーカーさんで、同社製造のアイテムと出会うのはかなり困難。ディプレッショングラスが大人気のアメリカ本国でも、市場に出回っているものはほとんどがステムウェア(足つきのグラス)です。また、同社のデコレーションのデザインで名前が明らかになっているものはたった5種類しかなく、他のデザインは現時点でも不明のままです。

今回ご案内するこちらのデザインは、ディプレッショングラスコレクターの中では通称「バスケット」と呼ばれていますが、正式名称は判明していません。

同シリーズの製造年は大体1910年代後半から20年後半ほどですので、すでにアンティークの領域に入っています。

<状態>
ベリーグッド+

C&Sの両方とも、全体的にしっかりと艶があり、ヒビ、かけ、われなど使用に支障のある劣化はありませんが、リムに吹き付けられたゴールドのペイントに、お写真でご覧頂けるとおりのロスが見られます。

また、光の加減でソーサーの使用面にややスクラッチや小傷があるのが確認できますが、100年経過しているとは思えないほどきれいな印象で、とても大切に使われていたことが想像できます。カップにも光にかざすと確認できるマイナーなスクラッチと浅いかきまぜ痕が内側側面にが見られるので、お値段に反映していますが、普段お使いの際にはほぼ全く気にならないと思います。

ソーサーにはテーブルとの接触部分にこすれ痕や微量のチップやざらつく箇所が確認できるものもありますが、その度合いはお写真でご確認頂けます。但し、普段お使いの際に気になったりするようなものではないと思います。

カップの取っ手には製造工程上の型痕が見られ、若干ですがざらつきがあります。

100年近い年数を経ても、繊細なエッチングのデザインの内側に施されたペイントは未だ美しく、同社の技術の高さを物語っていると思います。

今回は幸運にも複数個一度に入荷できましたので、価格も通常より抑え目でご案内できましたが、ディプレッショングラス好きの方にとっては次回いつ出会えるかわからない貴重品だと思います。

他、特筆すべき劣化があれば、お写真でもご覧頂けます。また最後の2枚のお写真は、実際にご使用されたときのイメージがわかりやすいように表示しているイメージ写真となります。

サイズ 
ソーサー 直径15センチ
カップ 高さ5センチx口径9.8センチ

型番:DPM112118
販売価格:2,530円(税込)
在庫数1
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