状態 エクセレントマイナス
発見が難しいオレゴン100周年記念のマグカップですが、こちらはさらにちょっと特別なマグになります。
このマグは1959年のマグですが、すでにこの頃アメリカには10万人を超える日本人(と日系人)が住んでいたので、このマグにサインをした「八郎」さんは、移民のうちのひとりだったと思われます。
移民の多くは主に農業に従事しており、このマグにサインされた「オンタリオ」はオレゴン州オンタリオ市で、今でもじゃがいもなどを中心にした農業が盛んな地域です。ただ、当時も今もオンタリオは決して大きな町ではなく(1960年の人口は5101人、現在も1万人を超える程度です)、あまり移民が多く住んでいるようなイメージはないかもしれません。ところがはオンタリオ市は第二次世界大戦が本格化した際、他の市町村が日系人を排他したのにも関わらず、積極的に日系の農業従事者を受け入れました。そのため現在でも人口1万人+のこの小さな町には、日本庭園があり、日系人の歴史を色濃く残しています。
実はこのマグを入手した際、どうにかして署名された「八郎」さんについての情報が得られないか、またこのマグを縁故者の方に返却することはできないかと試みましたが、残念ながら実現に至りませんでした。という背景があるこちらのマグ、ぜひ日本にお届けしたいと思います(まさか署名をされた方も、自分の署名が入ったマグが日本に行くことになるとは思われていなかったでしょう・・・)。
全体的にしっかりと光沢があり、ひび、かけ、われ、チップ、ざらつきはありませんが、製造時からの薄い黒っぽい小さな着色と経年による薄いカルキ痕が光のあたる加減でマグ内側底にみられます。
他、ヴィンテージですのでスクラッチ、こすれ、カルキ痕、また製造工程上の皺、丸みのある凹凸、ガラスの表面がスムースではない箇所、ペイントの飛び散り、ぺイント・プリントの光沢むらやロスなどが見られるかもしれませんが、その度合いはお写真でご覧いただけます。
サイズ 高さ8.5センチx口径8.2センチ
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