フェデラルグラス・マドリッド・マドンナブルー・ボウル

状態 エクセレント

フェデラルグラスのマドリッドは、ディプレッショングラスが製造された時代に作られたモルド(型)です。

マドンナブルーは、フェデラルグラス社のモルドによって製造された「リコレクション」シリーズのカラーですので、こちらのボウルも1980年頃に製造されたアイテムです♪ちなみにフェデラルのモルドはインディアナグラスが買い取りましたので、製造管理はインディアナグラスとなります。

全体的にしっかりと光沢があり、ひび、かけ、われ、チップ、ざらつき、特に気になるような使用感もありません。在庫Aには重ねての収納が原因だと思われる、ごく薄い5ミリ弱のスクラッチが発見できますが、ほぼ全くわからない程度でしょう。在庫Bには特筆すべき劣化は見られません。

在庫A&Bの両方に、リムの型がきれいにとれていないところが見られますが、もともとの仕様ですので、予めご了承下さい。

他、製造工程上のガラスの皺や気泡、テーブルとの接触部分あたりに確認できる製造工程上と思われる着色などが発見できるかもしれませんが、特に気になるような劣化があれば、お写真でもご確認頂けます。

耐熱食器ではないので、電子レンジやオーブンなどでのご使用はお避け下さい。

サイズ お写真でご覧頂けます。


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ディプレッショングラスとは?

そもそも「ディプレッション」は日本語に訳すると「恐慌」ですが、みなさんは1929年に襲った「世界恐慌」についてご存じでしょうか。1920年代、アメリカは戦争需要や自動車工業の発展などにより、非常に良い景気をエンジョイしていましたが、1929年、とうとうこのバブルがはじけます。そして「ディプレッション=恐慌」時代に突入します。

ディプレッショングラスはこの恐慌時代(1929年から1940年前半)に製造されたもので、ファイヤーキング同様、スーパーで販売されていた庶民のガラス食器でした。主な製造会社はフェデラルグラス、マクベスエバンス、ホッキンググラスなどで、当時、経済的に苦しめられていた庶民がこの安価な食器を愛用することになります。

さらに経済がひっ迫する中、食品メーカーなどを中心に、この安価な食器をおまけとして購買者にプレゼントする、という傾向が強まりました。オートミールに無料でついてきたボウル、洗剤を2点購入するとプレゼントされるタンブラー、はたまたガソリンを入れるともらえるシールを12枚集めたらもらえたプレートなど、それはそれは色々な商品のおまけだったのです。ファイヤーキングのスキレットなども同様で、サイトにも掲載されていますが、小麦粉を購入したら無料でもらえるアイテムでしたし、同じくファイヤーキングのプレミアムシリーズのカップ&ソーサーは洗剤を購入したらついてくるギフトでした。

それが現代になり、このディプレッショングラスがコレクタブルとなるのです。当時ラフに使用されていた食器ですので、完品や、状態の良いものが非常に少なく、希少価値が高い、つまりコレクタブルとしての価値も高いわけです。アメリカをはじめとして熱烈なコレクターがおり、ファイヤーキングよりも平均的に高額なお値段で取引されています。暫く時間を待てば、100年の時を経て、アンティークになるディプレッショングラス、ぜひひとつ、ご自宅にお招き下さい♪

型番:MCFM123017
販売価格:2,970円(税込)
在庫数3
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