11月22日午後3時以降にお支払いのご注文商品の出荷再開は2025年4月初旬を予定しております。

アラビア Arabia キルタ Kilta TVセット 黒 F Lunning Collection トレイラベル付き

状態 

テレビの前で軽食を食べられるように作られているのでTVセット、という名前で1953年から1974年まで製造・販売されていましたが、いわゆるスナックセットと同じです。キルタシリーズはカジ・フランクのデザインで、こちらのセットは比較的小ぶりにできています。

トレイにはまだLunning Collectionのラベルが残っているちょっとした貴重品です。Lunning Collectionを語るにはまずジョージ・ジェンセンのお話からする必要があります。ジェンセンはコペンハーゲンよりやや北に位置する町に生まれた銀細工職人でしたが、自身の作品のみならず北欧の才能あるアーティストたちを世に送り出すよう援助を始めます。1920年代にはアメリカに進出、展示会で成功を収めNYでインテリア用食器などを取り扱う専門店を開きます。NYを中心としたアメリカでの活動が波に乗り始めると、彼の片腕として北欧から Frederik Lunningが呼び寄せられました。このLunning氏の苗字がLunning Collectionの由来です。同氏は1949年にNYの店舗責任者としてKai Dessauを雇用、Dessauは北欧出身の工業デザイナーやアーティストの援助により一層力を入れ、1951年から1970年まで才能ある北欧のアーティストにLunning Prizeと呼ばれる奨学金や賞金などを与え続けました。このように北欧を愛する3人が中心になり築いたLunning Collectionは、NYのジャンセンの店舗に置かれていた商品の中でも当時特に人気があったスカンジネビアンモダンの食器になります。

全体的にしっかりと光沢があり、ヒビ、かけ、われもなく、使用によるものと思われる傷はほぼないのですが、黒というカラーリングの性質上、重ねて収納していたためにできたと思われるこすれ痕やスクラッチ痕が主にトレイの使用面と、カップのリム内側、また少量ではありますが、カップの外側にも光の加減で確認できます(その度合いはお写真でご確認いただけますが、意図的に劣化がよりわかりやすいよう撮影しています)。またトレイにはマイナーなペイントチップが一か所確認できます。カップ内側には特にこれといったかきまぜ痕のような使用感はありません。

テーブルとの接触部分には保管時また製造時にできたと思われる若干の着色が確認できます。またえくぼのような小さなへこみ部分や部分的にカラーのむら、強弱、薄くなっている箇所などがありますが、いずれも製造時からの仕様となります。

他、特筆すべき劣化があればお写真でご確認いただけます。

サイズ 
トレイ 10センチx14.3センチx22.4センチ
カップ 高さ5.8センチx口径8.8センチ
**************
↓検索では欲しい物が見つけにくいとお困りのお客様に(サイトには数万点の商品が掲載されていますので検索では発見できないものもまとめページから簡単にお探し頂けます)↓

北欧のキッチン&リビングアイテムはすべてこちらからご覧頂けます(クリックすると該当商品を集めたページに移動します)。

型番:ABT111221
↑お気に入りに追加するとピンク色になります。
↑お気に入り機能 100個まで登録可能
×
>