ボール・メイソンジャー・Ball Mason Jar・青・ビンテージ・1923年〜1933年製造

状態

メイソンジャーを「密閉タイプの保存容器」と考えられていらっしゃる方が多いようですが、実は本来の目的は「長期保存食用瓶詰」用の瓶です。つまり、普通にコーヒー豆などを入れて蓋をしていて密閉性が特別に高いか、といえば否と答えざるを得ません。現代販売されているような普通の瓶と密閉性においてはほとんど変わらない程度でしょう。彼らはただの保存容器として製造された瓶ではないので、彼らの本当の実力は瓶詰を作るときに初めて発揮されるのです。

お写真でご覧頂けるように、本体のリムにざらつき、チップ、削げ、凹み、皺などが見られますが、この年代のメイソンジャーにはこのような劣化は普通に見られます。但し、この劣化により、中に物を入れて収納できない、蓋が閉まらないなどの問題は全くありません。また、光にかざして見える小キズやスクラッチが複数見られますが、ビンテージのメイソンジャーとしての味としてご理解頂ければと思います。


蓋はブリキ製でお写真でご覧頂ける変色が見られます。蓋の内側にみられるのは「ワックス(蝋)」で、これはジャーを蓋で密閉するのに使用されたものです。もともとBALLなどのメイソンジャーは、瓶詰を作るのに用いられたもので、現在でもアメリカの家庭で愛用されているわけですが、瓶詰に必要なのは「可能な限り空気が瓶の中に入っていない状態での密閉」です。空気が瓶に入らないことにより、長い間保存が可能になるために、まだ瓶の中に入っている物があっつあつの状態のときに、蝋が施された蓋をかぶせ、冷やすわけです。あつあつの状態のときに蓋を閉めると、蝋がやや溶けて、ガラスの瓶と密着し、それが冷えると密閉状態が作りやすくなる、という仕組みです。


サイズ お写真をご覧ください

型番:BALL042315
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